たまたま家族持っていた放置土地で事業をはじめようとDIYを初めてちょうど半年。
最近になってようやくホームページ上でもアクセス数も増え始め期待してくれる声も増え始めたのですが一旦白紙にすることになりました
たいへん心苦しくまた悔しいですがお試し期間も一時停止となります
経緯
2024年2月
DIYをはじめるにあたり当初から気になっていた道路にはみ出す樹齢想定50年30m級の木々
これをどうするか、まずはインターネットで情報をあさりました
最初にわかったのは倒木などあった場合に責任は所有者にある事。
剪定や伐採をする場合、難易度が高い事、高額になる事、でした。
料金はもちろんケースバイケースなので実際はわかりませんでしたがざっと見積もっても30~50万円はかかりそうな感じでした
2024年4月
ほぼ毎日ぼろPCとスマホで林業、伐採専門、植木屋、庭師、Amazonのタブを開きまくり検討する日々
敷地内の”枯れ木”を伐採しながら用具を少しずつ揃えながら道路沿いの高難易度の木をDIYで出来ないかとあーでもないこーでもないと考えながら進める
2024年6月
が、結局は素人
光が見えずにあれこれサイトを回っていた4か月後
ふいに見た【補助金】という名目、当土地の富士宮市にもないかと探すとありました!!
なんで最初から見つけられなかったのか!
そのままの勢いで市役所に電話し、該当する土地だということ、市内の登録業者に依頼で適応されること、を聞きそこに書かれていた業者さんに問い合わせ
多少右往左往しながらも丁寧に対応してくれる業者にようやくあたり早速職人さんに現地を見てもらった
それまでもチェンソーの先生をしている方などがたまたま訪問してくれて色々話は聞いていましたが
やっぱりその職人さん曰く「難易度高いなぁ 何人必要か?重機も必要だなぁ」みたいな話
そりゃひとりで素人がやろうって無理な話 光が見えないはずよ…
ってな感じで専門業者に依頼できたことにひとまずですがほんとーーーに安心
それから市役所へは業者さんと話をしてもらい、たまに業者と私がやりとりしながら3か月かけて書類のみならずいろいろな障害をクリアにしつつ進んでいきました
ちょっと気になったのは市の説明にはなかったが、「事業などを行う予定、行っている場合は補助金を受けられない」と説明されたと業者さんから。
正直意味がわからなかった(事業をしてようが人命にかかわるし高額になるから補助金出るんじゃないの?)
けどその場所は”危険な木”以外は伐採するつもりがないし使うにしても森林として維持しながら車を停める程度の利用だったので気にせずに進めた
2024年9月
そして書類がそろった当日
土地の所有者(義父)の書類が必要だったので私がそのまま役所へ提出に出向いた
担当の方とあれこれ話をしている最中に上司といわれる人が現れ、やたら挑発的な態度で「これは使えない!」と。
結果で言えば悪い人では無かったのですが。
挑発的ではなく説得させたかった だと思う。
その補助金を出している市役所の課は森林を守ることが大前提だから。
こちらとしたらそんなことはわかってる話でしたがどうやらそこが理解してもらえてないと思ったらしい。その方々が関わる多くの人が己の利益でばっさばっさ木を伐りまくる人が多いんだと思う。自分が持っている土地だから自由に木を切ったっていいだろ!と理解できない人が多いんだと思う。
でも今回の自分の場合は森林を守るは理解したうえで
事業を行うと言っても敷地内をごっそり伐採をするわけじゃなく枯れ木以外はできるだけ木を残こしたい。なんならありあまるお金があるなら植林すらしたい。ちなみに事業は個人。所有ももちろん個人の土地。切る木は本当に危ない木の5本程度。枯れ木も含んでいるので本当に危険。さらに危ない木を剪定するだけで50万円~100万円かかるんですが、ちょっと知っていればわかる事。個人じゃなくたって結構しんどい金額です。
それでもダメなものはダメ。
森林として維持とあるけど電気を引き込んだり何か工作してるだけでもそれは森林と言えない状況らしいのです。(個人でしいたけを育てる程度ならOKらしい まぁそれすらNGと言われるなら難癖としか思えないですけどね笑)
そもそもそんなことは説明には書いてないんですが100歩譲ってお役所仕事的にわからないでも無いにしても、このしゃとけんの状態で補助金出せませんよってちょっと意味がわからないんですよ…ほんと。
それなら既存でお店やってる方とかどうすんの?とか
今回自分はDIYで土地を見に行きたまたま気づけましたが、山の中の土地で個人所有、使ってないような土地じゃどうなってるかわかる人少ない=補助金なんて名目だけで人命に関わる危険なことがあったあと(倒木事後)しか使えないでしょ…。
とかね。
使ってもらうというよりかは何かあったときに「補助金ありましたけど何か?」って言いたいだけのような気がしちゃうんですよね…まぁ自分の土地の管理はそもそも自分ですべきという事もあるんですが、うちみたいに高齢な人が所有してて家族知らないって人は多いだろうし、知ってても遠距離ならそう管理もできないでしょうし、相続なんてなったら余裕ないしもっとわからないと思うんですよ あとお金の相続もあれば別ですが土地だけ相続…とかそこが販売しても買い手がつかない土地とかね もうほんと大きな土地&道路ならお手上げ(木が倒れようが知ったことじゃない)じゃんって。
選択肢と結論
話それましたが、そこで”しゃとけん”としてどうするか?です。
選択肢としては
・保険に入り放置する
・補助金を使わずに伐採 事業を進める
・補助金を利用 5年間事業をしない
”放置”は枯れ木もあり緊急性も高いので除外
”補助金を使わず伐採”
これでずっと悩んでいましたが50万円~100万円となると持ち出しが多すぎて数年は利用料に反映させなければならなくなります
無料にすらしたいと考えていた自分にとって”気軽に利用できる”からはかなり遠のいてしまう。
事業として考えても富士山近いけど見えない、道路沿い、仮設トイレ、水道が雨水(井戸)、敷地が狭い、などの環境でBBQはともかく車中泊場として果たしてそれ以上の価格で経営できるほどの利用者がいるか?と考えたらちょっと難しい
※1泊1000円のままで経営した場合(本当はそれ以下にしたい)
5か所の計画で20%の稼働率とします←常に1台は利用者がいる計算 かなりいい方です
週1休みでざっくり月25日運営×5か所⁼125回の20%の稼働率⁼25回利用/月
25回利用×1000円=2万5千円/月
50万円回収するのに利益なし経費無視で20か月(1年と8か月)かかります
もっといろいろあるのですが活字で書くともういいわ!ってなるほどあるので割愛して…
そんなこんなで管理者として危険な木は”補助金を利用させてもらい伐採”することにしました
とは言っても補助金は2/3なので持ち出しはあります そこはアルバイトして稼ぎます笑
本来は持ち主である義父が管理すべきだけど乗り掛かった舟というか乗ってる船だし年金から想定20~30万円を捻出はしのびないし本人がそういう修理とか危険回避などの思考回路がかなり薄いので…笑
もとい
幸か不幸か富士宮市の山の中(富士山麓)は休眠地や放置されてる土地が多いので補助金を受けたお金で別の土地を探しそこでドッグラン&車中泊場&BBQ&休憩所を開設すれば補助金の恩返しになるかもだし、そこが軌道に乗れば今のしゃとけんの場所でも2店舗目として改めて車中泊場として申請できますし。
そして
次の土地がいつ決まるかわからない、またDIYすることになると思いますがどこまでかかるかわからない(体づくりには良いけど笑)という事で個人的にはやろうとしていた事のひとつのキッチンカーを先に開業させていこうという流れになりました
たぶんネタ的(YouTube的)にはかなり長期間になるので事欠かないと思います笑
が、こんなに数年もかかるプロジェクトになるとは…
そもそも終の棲家ではないですが老後、体を動かしながら楽しく笑顔の集まる場所で過ごしたいという事でスタートした事業ですから”それもまた吉”としてゆっくり進んでいこうと思っています
2025年の開業に期待して頂いていた方、特にドッグランに関しては直接いろいろな方から期待の声をもらっていて本当に本当に大変心苦しく思いますが、むしろ次に決める土地次第ではもっといい場所になる可能性もあるので(自らハードル上げるスタイル)今後も期待して見守って頂けたらこれ幸いです!
コメント
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